最高気温が15度を下回るようになったら、羽織りものからアウターへ切り替えます。気温15度は「何を羽織るか」ではなく、「アウターを出すかどうか」が決まる境目です。このページで13〜17度までまとめてカバーします。
気温15度前後は「我慢が効かなくなる」境目
17度は羽織りで粘れる上限、13度はアウターがないとこたえる入口で、この5度の幅の中に切り替えの線が通っています。
最近は暑い期間が長くなった反動で、涼しい秋を飛ばして一気に冷え込む年が増えました。日本の気候が実質的に夏と冬の二季に近づいた結果、ライトアウターを着られる期間そのものが短くなっています。この気温を体で覚える機会が減っているからこそ、季節感ではなく数字で基準を先に決めておく価値があります。
気温15度は、コートの人と半袖の人が同じ街にいるくらい、判断の割れる気温です。周りの服装は参考にならないので、自分の中に数字の基準を持っているかどうかで差がつきます。あわせて、風の強い日は体感がぐっと下がるため、この時期は気温と一緒に風速も見ておくと外しません。
よくある失敗|粘りすぎと飛ばしすぎ
多いのは、切り替えを先延ばしにして薄着で粘るパターンです。羽織りで我慢できるのは、最高気温がおおむね17度までと考えてください。15度を切った日の夕方は、駅を出て、風に当たって、羽織りだけの自分を後悔することになります。
それでも粘りたくなるんですよね。
逆に、寒さに驚いて真冬用のダウンをいきなり出すのも失敗です。日中はまだ15度あるので汗ばみますし、周囲はまだ秋の服装なので、ひとりだけ浮いてしまいます。
そしてもうひとつが、この時期に着られるアウターをそもそも持っていないことです。寒くなってから慌てて買うと、選ぶ余裕がないまま妥協してしまいます。切り替えの時期が来る前に、1着だけ用意しておくのが理想です。ちなみに、マフラーや手袋で寒さをしのぐのはまだ早い時期で、小物で埋める前にアウター本体を替えるのが順序として先になります。
正解の基準|その15度は「最高気温」か「最低気温」か
同じ15度でも、予報に出ているのが最高気温なのか最低気温なのかで、判断はまったく変わります。目安は次のとおりです。
| 予報の数字 | 判断 | 服装 |
|---|---|---|
| 最低気温が13〜17度(最高20度前後) | まだ羽織りで足りる | 長袖+カーディガンやシャツジャケット |
| 最高気温が13〜17度 | ライトアウターの本番 | ブルゾンやステンカラーコート+薄手ニット |
| 最高気温が12度以下 | 冬アウターへ交代 | ダウンやウールコート |

ライトアウターの守備範囲は、最高気温がだいたい13〜17度の短い期間だけです。ここを羽織りや冬物で代用すると、毎朝どこかがちぐはぐになります。境目を「最高気温15度」と数字で決めておけば、朝に悩む余地がありません。
表の3段階の間は、アウターを替えるのではなくインナーで刻みます。最高気温17度なら長袖カットソーのまま、15度でニットに、13度なら少し厚手のニットに、という順番です。アウターを何着も持つより、中身で調整するほうが安上がりで、管理の手間もかかりません。
まだ最高気温が18度を超える日は、アウターより羽織りで調整するほうが快適です。その時期の組み立ては「気温20度の服装【メンズ】|18〜22度の羽織りものの選び方」に書きました。逆に最高気温が12度以下の日が続くなら、冬アウターの選び方を「気温10度の服装【メンズ】|8〜12度の防寒ときちんと感の両立」にまとめています。5度刻みの全体像は「気温別メンズ服装の早見表|5度から35度まで、数字で決める服選び」からどうぞ。
何を買うか|ライトアウター1着と薄手ニット
この時期のために揃えるものは多くありません。
- ライトアウター1着…ブルゾンかステンカラーコート。中にニットを着てもきつくないサイズ感を選ぶ
- 薄手のニット…アウターの中で温度調整をする係。首まわりはクルーネックが使いやすい
- 長袖カットソー…気温20度の時期に着ていたものを、そのまま中に回せば十分
買う順番は、ライトアウターが先です。ニットは、羽織りの時期に使っていたカーディガンでしばらく代用が効きます。
欠点にも触れておくと、ライトアウターは真冬には力不足です。1着で冬まで引っ張ろうとせず、役割は最高気温13〜17度の期間限定と割り切るのが現実的です。短い出番のために買うのか、と思うかもしれません。ただ、そのほうが選ぶときも「真冬の保温」を求めなくて済むので、軽くてきれいめな1着に絞れます。
色は紺かチャコールグレーにしておくと、手持ちのパンツを選びません。下半身も買い足さなくて大丈夫です。秋に穿いていたきれいめのパンツをそのまま続投させて、替えるのは上半身だけ。変える場所を1か所に絞るのが、迷わないための近道です。
どのブルゾンがいいか、手持ちのニットと合うかまで考えるのが面倒なら、アウターまで含めて一式そろうコーデセットを選ぶ手もあります。30代40代のきれいめ中心なら、AUENのセットが探しやすいと思います。届いてサイズが合わなくても、商品到着後8日以内なら同じ商品のサイズ交換ができるので、通販の不安は小さめです。
大人のジャケパンスタイルは、こうつくる(AUEN)
\ アウターまで一式そろう /
毎朝の服選び自体をやめたい人へ
気温の基準を決めても、「今日はどの組み合わせにするか」という朝の判断は残ります。それ自体をなくしたい人向けに、ネットでのマネキン買いの選び方を下の記事にまとめました。

